『果て遠き丘』[ 春の日 ](六)56 容一の手をしっかりと……

容一の手をしっかりと握ったまま、緋の毛氈に茶を点てている恵理子を、香也子はぎらぎらした目で見つめた。 〈作品本文の凡例〉https://www.miura-text.com/?p=2463